育成の記録Vol.15
『刺激』
今回の育成記録では、年末から新年にかけて入らせていただいた土木の現場で感じた事をご報告させてください。社屋新設の現場で、そこには赤木組だけでなく、色んな会社の様々な職人さんがおられました。
外国人の職人さん
私にとっては、こういう現場は色んな技術を見る機会にもなるので、色んな職人さんの仕事を横目で見させてもらっていました。その時に目が留まった左官屋チームに2人の外国人がいました。年はおそらく20代前半だと思うのですが、コンクリートを慣れた手つきで均している様子はまさに職人さんでした。
まだ日本語には苦戦しているようでしたが、日本の職人技術はこの先も、こうやって伝承されていき、世界の色んな場所で役立っていくと思うと、自分が近い将来、施工管理士になっていった際にも、このように外国人の方と一緒に仕事をする事もあるのだと感じました。
この2人の外国人に負けないよう、私も土木の職人技術を学んでいこうと改めて思う事が出来ました。
新発見。。。
型枠を組んでおられた職人さんが使っていた釘を打つ機械をはじめてみた私は、その便利そうな様子から、専務に「とても効率的に感じるのですが、赤木組は土木現場で釘打ち機は導入しないのですか?」と聞きました。すると専務が、「職人に聞いた事があるけど“いらん”って言われた。」と答えが返ってきました。
あんな便利なのに。。。とビックリしたのですが、形状や特性から実際に使える場面は限られていて、それが理由になっていると専務から説明してもらい、私も過去の現場を思い出すと、確かに利用できないような場所も多いなと感じ納得しました。
ただ、使用出来る場面も多いのは事実で、『結局、機械よりも自分の技術の方が効率的』という職人さんの自信と凄さをここでも実感する事になりました。
私は、釘打ちにまだまだ苦戦中ですが、赤木組の職人のように沢山経験を積んで、自分の技術に自信を持てるように努力したいと思います。
上司アドバイス
今回のように複数の業者や職人と一緒に仕事をする機会は少なくありません。
そんな時、今回のように『長田さんの挨拶をしっかりと行う姿勢』はとても素晴らしいと感じました。赤木組の職人同様、ベテランの職人は皆さん優しい人が多いです。自社以外の職人にも色々と教えてもらってください。
これから、色んな現場に行ってもらうと思いますので、よろしくお願いします。