育成の記録vol.11
CADマスターへの道
今月の下旬からCADの習得を目指し専務についての資料づくり(勉強)が始まりました。
まず、一番最初に驚いたのは「専務の仕事量」でした。
ひとつの工事で作成する『竣工書類』というものがあるのですが、そのボリュームはとても衝撃で「これをお一人でやっていたのか。。。。」というのが私の最初の感想でした。
CAD図面に起こす前に現場にいって測量ポイントを出しCADに落とし込む。言葉で言うのは簡単ですが、この中に正確に作成していくためのポイントがいくつもあります。一つひとつを丁寧に教えてくれるおかげで、私も現段階での“出来る出来ないは別として”、都度質問をしながら理解する事が出来ました。これは、3カ月間、先輩たちについて現場で実践した事も大きく、赤木組の新人育成マニュアルの意味に、改めて納得できた瞬間でもありました。
2日間のCAD講習会
新しく入った事務員さんと2人でメーカー主催のCAD講習会に行かせてもらいました。
今回は初級編という事で、私にとっては復習的な要素も多かったので、積極的に質問をさせてもらいました。(こういう場で質問をする人は中々いなくて・・・当日の質問者は私だけでした汗)
講師の先生、たくさんの質問に対応してくださり、ありがとうございました。
1日目に教わった事で私が印象に残ったことを2点ご紹介させていただきます。
一つ目は、土木の図面を作成する際に重要な機能、『ハッチング』のやり方です。土木では層を重ねていく工事が多いのですが、ハッチングは図面上で、選択範囲内を塗り分けする事ができ、それぞれを違いで表現する事が出来るようになります。
もう一つは、寸法線を連続で記入する方法です。これを知る事で図面を書く際の効率がアップします。
写真管理の講習
2日目は写真管理の講習でした。ここでは、電子小黒板(下記写真)など、土木業界のデジタル化を知る機会となりました。土木の写真管理はただの写真管理とは違い、少しの加工でもあれば、それは資料の改ざんになってしまいます。ここでは、まさに正確さとルールをしっかりと学びました。
土木レポートまとめ
今回講習に行かせてもらい、赤木組は改めて『学べる環境』が充実していると感じ、有難いと思いました。
私が今、学んでいるのは、デキスパートの『Aノート』というソフトなのですが、これは赤木組でイチから取組むのは私と新人事務の方だけと聞きました。私はこのスペシャリストになる事を目標に取組んで行こうと思います。
今回は初級だったので、中級、上級があれば是非参加したいです。
上司アドバイス
長田さんならスペシャリストになれます。3か月間の現場経験で積み重ねたものは、図面作成を勉強する上で大きな武器になっていると思います。まだまだ講習会はありますので是非参加してください。
Aノートのスペシャリストになっていくのが、とても楽しみです。
次は、図面を見るポイントを勉強していきましょう。河川、道路など、工事の種類によって、始点が異なります。これも面白いですよ。こうご期待ください。