育成の記録vol.8
カタチになる
今週は私が測量を担当した現場での型枠作業です。
現在苦戦している釘打ちと、自分が測量した所が実際にカタチになっていく。ドキドキとワクワク、その両方の気持ちで、緊張しながらの現場入りとなりました。
実際に現場に入ると、そんな緊張は一瞬で忘れるほどの怒涛の型枠制作が私を待っていました。
パネルを切って釘を打って型枠が出来たら繋げる、それから起こして並べる。この繰り返しです。
繰り返しの作業は技術力の差が良く出てしまいます。今はとにかく経験を積む期間だと自分に言い聞かせながら、悔しい気持ちをばねにして、一所懸命に先輩の職人に食らいついていきました。
型枠のパネルは重ねた状態で起こしてから固定させます。パネルは更に下のコンクリートとも固定します。ここでの釘打ちは更に難しく、桟木への釘打ちに少し慣れた私の次の試練になりました。
このパネルを30m分作成し型枠を設置しました。左右の型枠パネルは、コンクリートを流した際に圧力で広がらないようにフォーム帯で固定をします。この現場では、500本のフォーム帯を使用しました。
最後に足場を組んで型枠の完成です。
施工管理士は、この完成イメージを持った状態で、それぞれの資材がどれだけ必要かを計算して段取りをします。自分も1年先には、そうした事ができるのか?今はイメージは出来ないですが、専務は毎回「出来るようになる」と言ってくださります。それを信じで成長していこうと思います。
土木レポートまとめ
入社からもうすぐ3カ月になるのですが、毎日が初めての経験の積み重ねです。
最初の頃は、職人さんの言っている言葉(土木の専門用語)の意味が分からなかったのですが、最近は専務と職人さんのやり取りをしている時の言葉も少し分かるようになってきました。例えば、「6部と聞くと、1部が10cmだから60cmで切るという事だな。」それが分かるようになると具体的なイメージが湧くようになり、今は、準備なども前よりもスムーズに出来るようになりました。
前述のように悔しい思いをする事もありますが、今は焦らず兎に角、経験を積んでいきたいと思います。
上司アドバイス
今回は型枠をつくって、自分の測量したものがカタチになりました。
ちょっと初めて尽くしの事が多いので、その感動を実感する余裕はなかったかもしれません。でも安心してください。施工管理士の仕事の魅力はまだまだこれからです。図面に書かれていないものを計算し、どう対処していくかをクリエイションする場面なども出てきます。新人育成マニュアルを見て、これからやっていく事を想像してもらえたら嬉しいです。土木も仕事も施工管理士の仕事も自分たちにしか実現できないロマンに溢れていますよ。