育成の記録 vol.6
現場で起こり得る事
今回自分によって起きたことをご紹介します。土木に興味のある方や採用希望者だけでなく、仕事に関わる全ての方が参考にしてもらえたらと思います。
機械の転倒
1トンローラーを使った仕事は自分に任せてもらえている感じもあり得意と思っていました。その日も慣れた感じで1トンローラーを使って路床部分の土を転圧していました。職人さんの技術を間近で見ながら丁寧に行っていく大切さを学んでいた事もあり、隙間ができないように路床の端ギリギリまでを攻めている時に、自分が思っていたよりも路床に機械の負担がかかっていた事で機械を転倒させてしまいました。幸い、周囲に人はおらず、また自分も怪我はありませんでした。
1tローラーを使用し、路床の転圧を行っている様子
今回自分が感じている事は、この事故が起きた理由のひとつに「慣れ」があると感じています。
土木の現場では大なり小なり、こうした事故が起きる可能性があります。ニュースでも度々そうした現場の事故が放送されています。「慣れてきた時こそ安全を最優先し、今一度気を引き締める」赤木組の新人育成資料の1枚目に記載がある『安全第一』を毎日現場に向かう前に意識しようと思います。
個人目標で出来なかった事
- 正確な状況把握・判断を意識する
土木レポートのまとめ
事故や失敗が起こる可能性は常にあります。どうしようもない場面もあるかもしれませんが、今回のように“ヒューマンエラー”がその要因の一つになる事があれば、それは自己改善を行う事で対策になります。
今回の私の事例をご参考にしてもらえたら幸いです。
上司アドバイス
余り知られていない事ですが、道路は大きく分けて、路床、路盤、表層の3つの層をつくっていきます。今回の長田さんの行動は、この事を前提として次の工程を意識し、丁寧に行った結果だと思います。事故は絶対に起こしてはなりませんが、取組の背景にある意識は良かったと感じています。今回の転倒事例から会社としての『安全第一』の取組方を今一度考えていく事も大事だと感じています。機会を設けて、社員全員でディスカッションを行う事をやっていきたいと思います。