育成の記録 vol.4
自己評価95点の日
赤木組ではオリジナル日報があり、その中に自己評価点を記載する枠があります。まだまだ覚える事に奔走する毎日で自己評価は80点~85点の間なのですが、9月7日は自己最高点をつけました。今回はその事を中心にご紹介させてください。私の日々の記録が、土木に興味を持っている採用希望者の参考になれば嬉しいです。
個人の行動目標
一覧
- 利益追求を意識し取組む
- 竣工を見据えて行動する
- 職人とのコミュニケーション
- 分からない事は解決に向け積極的に取組む
- 正確な状況把握・判断を意識する
その日の土木現場の業務は『桝を据えて、その中心に沿って土管を4本繋げる作業』でした。正確に設置するためには測量の機械を使って、座標(点)を出さないと正確な仕事は出来ません。その状況で職人の先輩が私に「点出るかな?」と言ってくれました。私は、ついに来たぞ!という思いで「出ると思います!」そう答えました。
前日に専務に教えてもらった事を自分が中心となって行う場面です。既に“心の準備は出来ていました”。
私は教えてもらった順番に沿って、職人の先輩に機械の設置位置をお伝えしながら測量を行い、自分が中心となり、無事、点を出す事が出来ました。
自己評価95点の理由
- 専務に現場に来てもらう時間を考えると工期に遅れが出ると判断し測量を自分で行ったこと
- ゴールのイメージを持ちながら業務を遂行できたこと
- 職人の先輩方が期待してくれた事に対して、応える事ができたこと
- 分からない事もあったが、職人の先輩方と相談しながら取組み、専務に最終チェックしてもらい教えていただいた
- 一所懸命に集中し過ぎて、もっと効率の良い方法があったのではと感じている
土木レポートのまとめ
「1万円もらって1万円の仕事をしたんじゃ会社にはなんの利益にもならん。1万円もらおうと思ったら2万、3万円分の仕事をして信頼を得る事。そうすればまた頼んでもらえて仕事も増えるし、給料も会社も儲かってWinWinになれる。」これは一緒に仕事をさせていただいたベテランの職人さんから言っていただいた言葉です。とても印象に残ったので紹介させていただきました。今回の経験は、ポイントを一応自分で出せたこともそうですが、職場の仲間に信頼されるという事を実感できたことが非常にうれしく、達成感を得ることができました。
ただ、信頼は崩れるのは一瞬ですが築くには一朝一夕という訳にはいかず、時間がかかるものです。今回の経験を自信にし、自分も早く赤木組の仲間として、もっと信頼を得て、会社の利益に貢献できる技術知識を身につけたいとより一層強く思いました。
上司アドバイス
まずは自己評価最高点おめでとう!8月の後半から測量を一緒にやっている中で感じるのは、飲み込みの速さです。それはきっと頭の中で何度もイメージをしているからだと思います。そして何より、「教えてもらったことは、いつでもやってやる!」という強い気持ちがあるからだと思います。一通り測量の機械の使い方は理解していますので、これから現場の中で、どんどん積極的に経験を積んでいきましょう。きっと、この1カ月の長田さんの姿勢が職人の信頼にも繋がっています。土木の仲間を信じてやっていきましょう。