育成の記録vol.32

『THE　草刈り』

10月に入り、徐々に涼しくなりつつありますが、
2か月前の8月は連日の猛暑で体力的にもキツかったです。
そんな中、土木工事には切っても切り離せない、8月恒例行事の『草刈り』を行ってきました。
　
酷暑の中での作業で「今日も暑いですね」という度に、
職人さんから「草刈りはもっと暑いぞ」と言われていたので、「一体どんだけ暑いの？」とずっと草刈りに恐怖心がありました。（笑）
　　
県や市役所に提出する書類の中に「着工前写真」があるので、事前に草刈りをするコースを撮影に行きました。
下記の写真のように、草刈りの現場には200ｍおきに番号を振り、その箇所の「着工前」、「草刈り作業状況」、「完成」と三枚をそれぞれ撮影（記録）します。
これは、完成後に見比べて分かりやすくするために行います。

　

　

この時期、いたる場所で草刈りをしているのでよく道路を見るとこの番号が書いてあると思います。
私は、土木の仕事に携わる前は道路に、こういった数字が書かれていることなど気付きませんでしたが、
今では道路に記載されている色々な情報や目印となるピンマークなどが目に入り、この現場は、今、こういう作業をしているんだな。フムフムと思うことも多くなりました。
　
草刈り範囲の始点は高梁市成羽町下原の神楽橋から終点の高梁市宇治町宇治までの約14㎞に及ぶ道のりでした。
「着工前写真」を次々撮っていると、暑い中これを徒歩で。。。しかも草刈りをしながら上がっていくのかと想像するとそれだけで気が重くなりました。（笑）

　

高梁の絶景スポット紹介

　

今回の草刈りの現場で通った場所には高梁が日本に誇る絶景スポットがいくつもあります。
ちょっとご紹介させてください。

　

　

ここは、羽山渓（はやまけい）という場所で、
成羽川の支流である島木川（しまきがわ）の上流約2㎞に渡って続く石灰岩の渓谷で、「おかやまの自然百選」にも選ばれている名所です。某TV局の「ナニコレ珍百景」にも登録されているようです。天然洞窟やトンネルの中は本当に涼しくて別世界に感じました。

　

THE　草刈り開始

　

7月29日からいよいよ草刈りが始まりました。
おそらくこの夏1番暑い1週間でしたが、
国道沿いが終わり
宇治町への道中は日陰部分が比較的多かったり、
上記のような絶景の避暑地で休憩できたりしたことでなんとか持ちこたえることができました。

　

　

暑さ対策に空調服

　

この酷暑での草刈り作業では、空調服の大切さも感じました。
有ると無いのでは体感温度が全然違います。　
赤木組では全員に支給してもらえるのでとても助かりました。